養育費を相場に沿って話し合いで決める

養育費を相場に沿って決める方法は、話し合いで決めるのが一番いい。お互いに納得のいく結論が出せるのが、ベストであるに決まっている。
納得のいく結論に導くため、養育費の相場、養育費の算定表は、大きな助けになるだろう。
離婚する時には、いろいろなことを整理し、決めなければならないが、子供に関しては、まず、親権者を決めるだろう。
続いて、あるいは平行して、養育費について、養育費の金額、養育費の支払時期、養育費の支払期間、養育費の支払い方法など、細かい点まで、具体的に煮詰めて、養育費の相場をベースに合意していく必要がある。養育費の相場はあるが、この合意は、子供のためにも、アヤフヤにしてはいけないので注意してほしい。自分のためではない。子供のためだ。

話し合いの結果は、口約束だけでなく、書面にし、費用や手間はかかっても、公証役場で、公正証書にしておきたい。

もし養育費の取り決めが、口約束や「一筆」の場合は、万一養育費の支払いが遅れたりした時に、相手に督促して、養育費を払って貰えれば問題はないが、言っても養育費を払ってもらえないときは、口約束や「一筆」の場合は、そのままでは、すぐに養育費を強制的に支払わせることができない。養育費の相場があっても、相場とおりに払わせるのは、相場とおりに手にいれるのは、別の問題なのだ。相場があるからと安心してはいけない。
その場合は、 改めて、家庭裁判所に養育費請求の調停、審判の申立てをして、養育費の支払いを決め直すことになってしまうので注意が必要だ。

一方、養育費について、公正証書にしておくと、万一、養育費を履行勧告でも支払わず、公正証書で決めたのに養育費を支払わない場合は、一気に、地方裁判所に養育費の強制執行(差し押さえ)を申し立てることができる。

注意したいのは、相場にそって口約束や念書などで、養育費について合意できていれば、契約としては有効である。契約書、公正証書じゃないから無効である・・とはならない。即時の強制力があるかどうかが、大きい。

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